イメージの詳細
概要
特定のファイルに関連づけられていない、イメージに関する詳細情報も存在する。
このモードを使うことで、こうした詳細情報もおそらく確認できる筈である。
このモードでは、イメージ全体に関する詳細情報を表示することが可能である。
なお、表示される情報は、ファイルシステムのタイプによって異なる。
FFS & EXT2FS
UNIX ファイルシステムの場合、このモードではスーパーブロックの情報が表示される。
これには、通常ファイルシステムが最後にマウントされた時刻や、特別なフラグが含まれる。また、これには、inode アドレスやフラグメントアドレスの範囲も含まれる。
高度なファイルリカバリを行なうためには、グループのレイアウトやディスク上の構造体の詳細についても確認する必要がある。これらの指定は、データの検索対象を絞り込む上で有用である。
ファイルはブロックやフラグメント単位で inode が含まれているのと同じシリンダやブロックのグループ内に格納されるため、調査対象をその領域に限定することが可能である。
FAT
FAT ファイルシステムの場合、このモードでは FAT の情報が表示される。
このモードではクラスタ単位の処理も可能であり、データユニット解析モードにおいて、内容を表示する際に利用することが可能である。ファイルが分散している場合、そこへのポインタを選択することで、画面が次のクラスタチェインに遷移する。
NTFS
NTFS イメージ特集の情報は、さまざまな属性を示す数値である。
これらの値は変化しうるものであり、この領域により、ファイルシステムがどのようなものでるかが認識される。
Brian Carrier